テクノロジーを哲学しよう

"If we ignore technology, we do not only ignore material artifacts: we ignore our world." [Coeckelbergh, 2019]

技術哲学とはなにか? 1.「技術哲学」をググる

最初の投稿です。技術哲学とはなにかからみていきましょう。

さっそく「技術哲学」とググってみましょう。

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技術哲学検索結果 20200824

 

村田先生の日本でのゆいいつの技術哲学の教科書「技術の哲学(岩波書店)」が出ますね。次は、戦前の書籍である三木清先生の技術哲学。次がフェルベークという気鋭のオランダの技術哲学者の紹介です。いずれもいつか解説したいとおもいますが、書籍や論文へのリンクであって、研究者向けの情報です。

つまり、「Wikiがない」わけです。これでは、技術哲学とは一向になんなのかわかりません。「テクノロジーの哲学を学びたい!」と思っても技術哲学というのはとてもハードルが高いものとなっているのが現状です(なので、ブログを始めたわけですが。。)。

 

最近、英語版のWikiが和訳表示されたりするようになったのでそちらは見えています(人によってリコメンド表示は異なるようです)。そちらをクリックすると、冒頭に、このように書いてあります。

 

The philosophy of technology is a sub-field of philosophy that studies the nature of technology and its social effects.

Philosophical discussion of questions relating to technology (or its Greek ancestor techne) dates back to the very dawn of Western philosophy.[1] The phrase "philosophy of technology" was first used in the late 19th century by German-born philosopher and geographer Ernst Kapp, who published a book titled "Grundlinien einer Philosophie der Technik".[2][3]

......

https://en.wikipedia.org/wiki/Philosophy_of_technology 

 

ふむふむという人はいいのですが、私を含め日本人にとっては、日本語のほうが読みやすい。

Google自動翻訳すると

 

技術の哲学は、のサブフィールドである哲学の自然研究技術とその社会的影響を。

テクノロジー(またはそのギリシャ語の祖先のテクネ)に関する質問の哲学的議論は、西洋哲学の黎明期にさかのぼります。[1] 「テクノロジーの哲学」という語句は、19世紀後半にドイツ生まれの哲学者で地理学者のエルンストカップが「グルンドリーニエンアイナーフィロソフィーデアテクニック」という本を出版したときに初めて使用されました。[2] [3]

......

 

はいはい、なるほど、そうなんですねと。でもこれだけだと何のことやらわからないですよね。で、何なんですか?技術哲学は?ということで、次回、英語版Wikiの翻訳&日本版Wikiへの反映!に挑戦します。